新年の4連続イベントも無事終了した本日深夜。自宅に帰って安堵していた時にかかってきた一本の電話。
「○×病院ですが、お宅のおばあちゃんが…部屋を抜け出して、玄関付近で保護されました。ちょっと意味不明の事を言って、お孫さん(俺)を呼んでくれというので電話しました」
?????
なんだそれ??
とりあえず心配なので病院に行ってみると、ナースステーションに小ぢんまりと座っている婆さんがいた。
「あんねえ、大きな男が部屋の入り口を叩くんよ。だから逃げちょったんよ。私を狙うて来たみたいなんじゃが…あの男はどこへ逃げたかね?」
…
とりあえず、その大男の存在をどう否定しようとも「あんたらは私の話は無かったことにしたいんかね」「何で信じてくれんのかね」と、あくまでも「大男」の存在を信じて疑わない。ちなみに婆さんは耳が遠く、その婆さんが驚くくらいの大きな音で部屋の入り口を叩いたなら、そのすぐそばで寝ている耳のいいおばあさんが気が付かないわけが無いのだ。ましてやナースステーションは近いし、警備員も定期的に見回りしている。そもそもセキュリティのしっかりした病院で、そんな不審者が侵入し、脱走できるわけも無いのだが。
とりあえずこの日は「ばあちゃんの旦那か、この前亡くなった大叔父さんか、俺の親父が心配して見に来たんじゃないか?」と言うことでお茶を濁し、もう一度寝てもらった。まだ入院して2日だぞ…この先大丈夫なんか??
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