遅ればせながらやっと行って来た。
親父と、爺さんと、そして従姉妹の。
従姉妹は俺の10歳下。俺が高校時代、彼女はものすごく俺になついていて、ほとんど妹のように思っていた。 大学を出て、社会人になり、オーディオ雑誌のコメンテータなんかをやり、雑誌に寸評とかを書いていた。 そんなわけで音や音楽にうるさい彼女だったが、バンド時代の俺の音源を聞いたときはいい評価をしてくれて嬉しかったのを覚えている。
ここ数年はなんやかやであまり連絡を取っていなかった。最後に会ったのは数年前、ばーさんの米寿の祝いの時だ。 その1〜2年後、mixiでたまたま見かけてマイミク申請したら「あー見つかっちゃったかー」とか言いながら承認してくれた。 うん、なんとなく判るわ。あえて身内とマイミクしてない人は結構いるだろうしな。ちょっと悪かったかなとも思った。
そして今年の年賀状。やっと結婚することになりそうだと言う写真つきのそれが届き、俺は本気で喜んでいた。 そのわずか1ヵ月後に悪魔のような知らせを聞くことになるとも知らずに。
2月14日。叔母からの電話。ありえない内容に耳を疑う。 正直俺は5月に叔母が帰省し、骨壷を見るまで信用しなかった。だがそれは現実だった。
正直言うと、その亡骸を実際には見ていないので、いまだに信じられない俺がここにいる。 あの流暢な関西弁の毒舌で、俺のライブを真に批評して欲しかった。 4年前の東京ライブ、誘っておけばよかったと後悔しても始まらないよな…
そんなことを思いながら寺の納骨堂で手を合わせてきた。
さて、今日は俺のライブだ。盆も最終日だろ。天界に帰る前に、ちょっと俺のライブ見ていけな。 んで、夢の中ででも散々貶していってくれ(笑
正直話したいことは山ほどあるんだ。いつかそっちの世界でまた会おうぜ。
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