白い雪が降る中黒い医者の話を見てきた。以下いつもの。
与太話。冒頭の爆弾を最初に発見する警備員、どう見ても小泉首相なんですが…爆死してるんですが(激汗。あれは何か意味があるの?つか、あると激しくマズい気がするんですが…。キリコ、原作のイメージどおりで非常によかった。が、BJを再び仮死状態にするシーン、一体何秒でやったんだ?しかも拘束もしなおしてさ。あと和登サン、サービスカット多すぎ(w
ストーリーは原作の「ふたりの黒い医者」が中心ではなく「恐怖菌」がベースになっていた。流れ的には全体的に「恐怖菌+オリジナル」のストーリーの中に「タイムアウト」「ふたりの黒い医者」「湯治場の二人」「死への一時間」が入っている感じ。確かに美味くつながっているとは思うんだけど、俺的には原作を寄せ集めた感じがあって、どうにも一本筋が通っていないように思えて仕方が無かった。まあ、「恐怖菌」の話だけであの長さには出来ないだろうから、原作の良い話を適度に差し込んだのだろうが…まあ、原作知ってる側からするとオムニバス的に楽しめると言う考え方もあるからまあ良いのだろうけど。それでも「湯治場の二人」は唐突過ぎる気がするなぁ。
否定的なことばかり書いてるが面白くなかったわけではなく。原作をかなり上手くアニメ化していたとは思う。TV版では「死ぬべき人」が死なないとストーリーが破綻するような場面でも死なせないという悪習があったが、映画版ということでそこら当たりはきっちり「死ぬべき人」が「死んでいた」。3人の親子が死ぬシーンはTV版だったら絶対に死んでいないし、そうなるとBJの名台詞「それでも私は人を治す!自分が生きるために!!」が出ないことになり激しく不毛な訳で。あとBJはTVでは見せないメス投げを遂に披露。これもTV版だと真似する奴が出る危険性があるためにやってなかったんだよね。やはり「映画」というだけでこれだけ足かせが取れるなら、今後も良い話は全部映画でやって欲しいと思うわけで。つか、そういう経緯があるから最近TV版見るの止めちゃったんだよなぁ…
BGMもよかったと思う。OPで冨田勲とクレジットされてたので「おっ?!」とは思ったのだが、全編JAZZベースのダークな雰囲気が非常によかった。しかしEDが河村隆一とは知らなかったのでいろんな意味でびっくりした(w。つか、EDに歌詞字幕入れるのはどうかと思うのだがどうか。
あと、ピノコの短編は…あれはやる意味があったのかと…本編と余りにもベクトルが違いすぎてどうかなと思ってしまった。つか、ファンタジーにしすぎだよなぁ。本編がああなんだから、も少し現実よりのピノコの活躍を見たいと思ったピノコファンです(w
見終わってからまたちと不毛なことが多くあり、再び悲しみの一日になってしまったのでしたorz
春はまだか。
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