私は半端ものコレクターである。なぜ｢半端もの｣かというと、完全度の低いコレクションが多いためだ(←無節操にいろいろ手を付けるから…)。その一部を以下に列記してみた。

　コーラの王冠：私が小学校の時分、ｺｶｺｰﾗは2つの流行ものを王冠の裏にﾌﾟﾘﾝﾄしていた。どっちが先だったかは忘れてしまったが、当時日本で初公開された映画｢スターウォーズ｣名場面とスーパーカーのイラストである。私は全種類集めるために、当時は割と設置されていた瓶入りコーラの自販機の栓抜きから磁石を使って大量に抜き取ったりしていた。あれだけ必死に集めたのにいつのまにか捨てられてしまっていたのが悲しかった。
　スーパーカーのブロマイド：以前も書いたが私は駄菓子屋通いを日常としていた。そのときよく買っていたものにブロマイドがあったが、その中でもスーパーカーのやつはカードの両面がビニルコートされていてきれいだったので500枚以上集めていた。一番の宝物だったので印鑑ケースだったであろう木箱に入れていたのにこれまた捨てられてしまった。どうして親は子供の価値観というものを理解してくれないのだろう…
　切手：お〜、えらくノーマルなものも集めていたもんだ。きっかけは忘れてしまったがアルバム2冊分ほど集めた。だが、なぜか集めるのを止めてしまった。それどころか、集めたやつからちょっとずつ使っていったのでだいぶ減ってしまった。(ちなみにＴＵＧの深井さんは今も集めてらっしゃるそうです)
　マンガ：前にも書いたように私は根っからのマンガずきで、蔵書は700冊を超える。だが、私の友人には2000冊を優に超えるやつが2人もいたりする。しかも私を含めて好みのジャンル，作家が全然違うので、３人そろえば貸本屋ができそうだ。ちなみに私の好みは不条理系と４コマ系がメインである。なぜこれが半端ものなのか。それは…
　ガンダムのプラモ：これのために私のマンガコレクションが｢半端もの｣になってしまったといっても過言ではなかろう(前々回参照。売ったやつは今なら価値ものだ…)。数十種類がた集めたあげく、最終的にはバクチクの餌食である。今となっては大後悔。
　テレカ：これも割とノーマルなものだ。だが、切手同様集めるのを止め、少しずつ使っている。切手のときと違うのは｢１枚あたりの単価が高い｣という確固たる理由があるということくらいか。（まー切手もシート単位であればそれなりに高いのだが）
　ＱＳＬカード：私は１５年ほど前にアマ無線の免許を取り、いろんな所と交信をしていた。ＱＳＬカードというのはその記念に交信したもの同士が交換するのである。学生の間は寝る間も惜しんで交信し、日本はおろか数十ヶ国のカードを集めたものだ。しかし社会人になってからは趣味の変化からあまりしなくなってしまい、いまではごくたまに車で交信する程度である。でも、いつかはまた私のコールサイン［ＪＥ４ＤＤＦ］を全世界に轟かせてやろうかな(←大袈裟)、と少し思ってみたりもしている。

　ざっと挙げるとこんな感じである。他にもいろいろ細々としたものを集めては止めている。それらを捨てない(捨てさせない？)ので我が家の物置はほとんどゴミ捨て場状態だ。年末も近い。少しは整理しよう。毎年思うだけだ（それも一瞬）。また来年。

その後の話：98/9/27記

　いろいろなコレクションしてたんだな、私(笑)。もう残ってるのってマンガくらいだけどな。あ、QSLの方は一応きちんと取ってあるけどね。それにしてもスーパーカーのブロマイドを筆頭に、当時駄菓子屋で買いあさったカードのたぐい、あれが一番惜しい気がする…子供のものを何でもかんでも捨てちまうのは良くないぞ！親！！…って、今度は自分がそうならないようにしよっと(^^;)