アルカノイド(タイトー)
これについて語るなら、10数年前の「ブレイクアウト」まで溯る必要があるでしょう。
小学生だった当時、ビデオゲーム(というか、TVゲームと言ってたが^^)といえば2人対戦の「テーブルテニス(ポン)」が当たり前でした。そこに登場してきたのが「ブレイクアウト」。「ブロック崩し」と言った方が通りがいいかな?(^^)かの「ゲームセンターあらし」の第1話がこれで、それは私のゲーマー心を覚醒させる引き金となりました。しかし、1日100円の小遣いをそれに全部つぎ込む事も出来ず悶々としていました。そこになんということか、「ブレイクアウト」をただで何回もさせてくれる場所が!きっかけは覚えていないのですが、4〜6畳くらいの事務所のような場所に友達数人で毎日通っていたのだけ覚えています。おかげでカンストの896点※を達成するのにそうはかかりませんでした(いま思うと、あそこって何の仕事する場所だったんだろ...そこにいた大人達もブロック崩しばかりやってたよーな^^;;)。その後、遅れ馳せながらうちの喫茶店にも「ブロック崩し」が入り、ゲ ーセンでは「ジービー」「ボムビー」、「フィールドゴール」、「ズンズンブロック」などをやり込む日々が続きました。しかし、既にこの頃は「インベーダー時代」に移行しつつある時で、「ブロック崩し」は「インベーダー」にちょっと飽きた時のつなぎでしかなくなっていました(とか知ったかぶってのたまってはおりますが^^;この当時の記憶は結構あいまいで、いつブロック崩しからインベーダー中心になっていったのかが良く分からない...ただ、私は割とブロック系のゲームが好きでインベーダー登場後もよくプレイしてましたが...)。
そしてゲーセンから「ブロック系」ゲームが払拭されて数年後の86年。ゲームセンターはFM音源やサンプリング音源に混じって、あの懐かしい「PSG音源」の音がこだまする事になります。「アルカノイド」の登場です。最初は「おお、なつかしーのー」程度だったんですが、これが面白い。ブロックの配列は面ごとに全て違う。従来はただの「棒」だったパドルは「バウス」と言う名前をもらい、いろんなアイテムでパワーアップ可能、ミサイルを発射してもはやブロック崩しとは言えないようなブロックの消し方が出来る。画面上をうろうろして、ボールの動きを邪魔してくれるイライラな奴も出る(これには勘弁だったけど--;)。ハマりました(^^;)。とにかく工夫がすべて成功に結びついていたのでしょう。ハマッていたのは私だけではなかったようで、私が長くプレイしていると、対面に座ってたばこの煙を吐きかけてくるような輩もいました(-_-#)
そんなこんなでしたが、地元のゲーセンではとりあえずハイスコアを取っていました(私はシビアな稼ぎは苦手でしたので最終面のみ「稼ぎ」^^;最終面の稼ぎは「モアイに15回(だったかな?)ボールを当てては逃す」で簡単だったから、最終面までに何機「バウス」が残っているかが勝負!途中で「銀色のカプセル(エクステンド)」が出たら嬉々としたものです^^)
その後の「リベンジ・オブ・DOH」もかなりやり込み、面クリア時に面の特徴をささっとメモったりしてた(クリア時に右に行くか左かで難易度や得点が違うので)のを他人に笑われながらもハイスコアボードに名を連ねる事に生きがいを感じる毎日でした(^^)
ブレイクアウト(アタリ)
「ブロック崩し」の元祖(多分)。画面上部に隙間を空けて、ブロックが7列程度並んでおり、それをボールで崩すゲーム。今考えたら相当シンプルだが、ハマる人は結構多かったと思います。面は2面しかなく1面クリアで448点、つまりカンストは896点(^^;)カンスト後はただの「テニスの壁うち練習」ゲームになったりします(^^)あと、これの後継かどうかは良く知りませんが、ブロックの列の中に2つの空間が最初からあり、その中にボールが封じ込められていてそこまで崩すとマルチボールになる、というのもあったりしました。
※97.8.6後記:このページを登録した時、1面400点、カンスト800点と記述していましたが、「ゲームの博物館HomePage」の「喫茶室」の書き込みに本当の1面クリアスコアが掲載されており、訂正させて頂きました。って、良く考えて見りゃブロックを崩している最中に甲高いエクステンド音(400点)が聞こえるんだから面クリが400点じゃないのぐらい気付けよ(--;)>私
ジービー、ボムビー(ナムコ)
ピンボール風のブロック崩し。画面レイアウトがピンボール風で、ブロック以外にバンパーやスピナーなどが配置されています。ボーナス点がいろんなパターンでもらえ、ピンボールもかなり好きだった私の心をがっちりキープ(^^;)特徴としてパドルが画面下だけでなく画面中央にもあり一見得そうですが、私は中央の奴は使いこなせませんでした。(だって、中央ので受け損なったら、下のパドルに切り換えれないんだもの...頭が^^;;;)
私はボムビーの方をよくやってたかな?最上段のブロックを消すと出現する1000点の巨大バンパーが見たくって...(このバンパーが何回か当てると「ズギャァァン」って壊れるとこが好きだった^^)
ちなみにジービーはモノクロにカラーフィルム貼り、ボムビーはカラーでした。
フィールドゴール(タイトー)
アメフトをモチーフにしたブロック崩し。ブロックがアメフトのヘルメットの形をしていて、それが画面上部にある「ゴール」を守るように半円を描いて赤、青、黄の3列で回っており、同色のブロック(メット?)を全部消すとその色のブロックが復活する(このシステムは「ブロック崩し」と言うより、「アクロバット」「サーカス」(俗に言う風船割り)に似てるかな?そういった意味ではこのゲームは「ブロック崩し」と「風船割り」の融合と言えるかも)。そのため、ゴールにはなかなかボールが当たらないようになっています。特徴はボールがアメフト状で、跳ね返り方も多少トリッキーだったよーな。あと、定期的にアメフト選手が画面上を走り、そいつに当てると「ゴール」のボーナスと同じものがもらえたよーな。選手の色によって何倍かになったよーな。ただ、頭に当ててしまうと死んでしまう軟弱選手だったよーな(^^;)もう一つ、前述のゴールに何回か当てるとボーナス点が上がっていき、最終的には「エクステンド」(ボールが増えるんだか、リプレイなんだかを忘れてしまった...)になったりしてたよーな。(うーん、かなりあいまいな記憶...詳細ご存知の方がおられましたらご教授下さいm(__)m)
ズンズンブロック(タイトー)
その名の通り、ブロックが時間経過とともに「ズンズン」パドルの方へ迫ってくるブロック崩し。パドルの真ん前まできちゃったら打ち返せないやん!と思ってたら、少し手前の空間は空けられた状態にはなってたよーな。ただ下がってくるだけならすぐ苦しくなりそうですが、途中画面の中央あたりを「風車」が左右に行き来し、これにボールを当てるとブロックは元の位置に。長くプレイしていくとブロックの迫ってくる間隔が早くなったよーな。
このゲームって、もしかしたら「インベーダー」の前身なんですか?「インベーダー」への「つなぎ」ですか?「ズンタタ」と関係がありますか?(多分ない^^;)