環境:PC8801
ゲームシステム:パズルゲームの元祖的なゲーム。自機(人間)を操り、プレイフィールド上に落ちている金塊を全て拾い、脱出する。金塊を全て取ると天井に続くはしごが出現し、天井に辿り着いたら1面クリア。
プレイフィールドには敵が数名存在し、ほぼ常に自分を追いかける動きをしてくる。彼らに捕まってしまうと1ミスとなる。
自機は左右に穴を掘ることができ、それによって金塊を取る道作りをしたり、敵を穴に落としその上をすり抜けたりと言ったことができる。ただし、穴は一定時間で埋まってしまい、自分も埋まってしまうと1ミスとなる。なお、穴の掘れないブロック(無地のブロック)や落とし穴(見ただけでは普通の穴が掘れるブロックと変わらないが穴を掘ることができず、そのブロックの上に乗ると自分も敵も下に落ちる)も存在する。
敵は穴に落ちても穴が埋まる前に抜け出してくることがある(穴の埋まる速度より脱出速度の方が速い)が、自分は落ちてしまうと這い出せないので注意。敵は埋まって死んでも画面上部から復活してくるため、プレイフィールドにいる敵の数は常に一定である。敵は金塊を1つだけ隠し持つことが出来、その時は敵を穴に落とすと金塊を出す(歩いている時に出していくこともある)。面は全部で150面あるが、自分で面を作成することも出来る。敵の動きを操れ!:敵はおおよそ常に自分を追いかける動きをするのであるが、位置関係により多少変化があり、はしごの上り下りなどで敵とのX軸が変わった時に明らかに遠回りしようとしてくることもある。これによって多少敵の動きをコントロールできる。これが面のクリアに大きく関わってくることもある。
穴掘りの極意:穴は掘るのに一定時間を要し、埋まるのにも一定時間を要する。敵を埋めて殺し、窮地を脱するにはこのタイミングを完全に把握する必要があるだろう。まあ、プレイしていると自然に身につくのではあるが。あと、ブロックの奥深くにある金塊を取りに行く時はこれのタイミング一つで死んでしまったり詰んでしまったりする。自分の立っているところを必ず確保しながら穴を掘ることになるので、金塊を取って脱出するために最低必要な穴の数は瞬時に把握できるくらいにはなりたいものだ。
敵を利用しろ!:敵は1つだけ金塊を隠し持つことが出来る。これを利用して自分が行くことの出来ない所にある金塊を取って来てもらうことも出来る。空中にある金塊などは敵を殺しまくって復活させて取って来てもらう訳だ。これを利用しないとクリアできない面もある。また、敵の頭の上だけは触れてもミスにならないし、乗って一緒に歩いていくことさえ出来る。これも上手く活用しよう。
いろいろな機能:このゲームはスコアは確かにあるが、基本的には「面をクリアする」事が目的のゲームだと思う。そのため、自機の無限増殖はもちろん、速度の変更、画面の色の変更などもでき、自分のやりやすい環境を作ることができる。ESCキーを押すことでポーズ兼コマンド入力モードになる。以下のコマンドが使える
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A:ABORT | アボート(自爆)。詰んでしまったり、ヤになったりした時(笑)に使用。 |
4:SLOW | 速度を数段階遅くできる。 |
6:FAST | 速度を数段階速くできる。 |
I:INC | 一回使う毎に自機が1人増える。押しっぱなしで「無限増え」 |
N:NEXT | 現在の面を終了して次の面へ。 |
G:GENERATOR | ゲームジェネレータモードに切換。 |
ESC:PLAY | プレイモードに復帰。 |
S:SOUND ON/OFF | 使う毎に音をオン/オフできる。 |
P:PALETTE |
画面の色を変更できる。まずパレット(0〜8)を指定し、その後そのパレットをどの色にするかカラーコードで指定する。具体的には以下の通り。 パレット0=背景:デフォルト=0(黒) ※ブロックとはしごは中間色を出すために2つのパレットを半分ずつ使用している。 |
ゲームジェネレータ機能:このゲームは自分の好きな面をプレイしたい時にこのモードに移行し、面選択をする事が出来る。また、自分で面を作成し、ユーザディスクに保存することが出来る。以下のコマンドが使える。
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P:PLAY | プレイモードに復帰。。 |
4←→6:SCAN | 現在表示されている面の前後に移動。 |
R:RECALL | 面数を指定してその面にジャンプ。 |
M:MOVE | 現在表示されている面をユーザディスクにコピー。 |
X:EXCHANGE | ユーザディスク上の面の位置を変更。 |
E:EDIT |
エディットモードに切換。以下のコマンドが使える。 A:ブロック配置 |
I:INITIALIZE | ユーザディスクの作成。 |
想い出:初めてハマったパズルゲーム。いや〜やりましたね〜150面、どのくらいかかったかな…全クリアした後、「ロードランナー本」に難しい面が出てて、エディットで作成してやったりもしてた。エディット機能ってのは良いね。なかなか飽きがこないし。いや、オリジナル150面だけでも飽きないけどね。88持ってない時にFC版をやってみたけど、あれはなあ(^^;)画面がスクロールした時点で、このゲームとは完全に別モンだったね〜。
▲プレイ画面。 |
▲ポーズをかけると各種コマンドが使える。 |
▲パレット変更。モチーフは「MSX」(笑) |
▲面開始終了はこんな感じで閉じたり開いたり。カッチョええ(笑) |
▲いきなり最終面。でも、この面が一番難しい訳ではない。 |
▲この面なんか結構キツイ。敵を見切るタイミング、穴を掘るタイミング、全てを駆使しないとクリアできん。141面っす。 |
▲敵利用面(笑)。殺しまくれ! |
▲ビジュアル面。難しさだけでなく見た目の楽しさもあるのがこのゲームの売り。 |
▲ブロダーバンドロゴ面。 |
▲DES面。何の略? |
▲LODERUNNER面。んん〜わかりやすいですね(笑) |
▲私的に結構心に残っている面。多分、最初の壁だったんだろう… |
▲船面。ビジュアル系(笑)と思ったらそこそこ難しかった記憶が… | ▲あ、そーでもなかった(笑)。クリアすると煙突から煙が。こういう遊びも多くある。 | ▲エディットモード。この面も「ロードランナー本」に出てたのだ。 |
98.10.18初版