を雪の夜に見に行く(w。以下いつもの。
とにかくガブサイコー!メイを守るために自分の立場はおろか、命を投げ打ってでもそれを貫いた。狼と言うとダークなイメージが大きいんだがそういうところを全く払拭してくれる存在。なのに、その姿かたちはダーク、狡猾といったものが前面に出ているのがギャップとしておもしろいんかな…それでも後半の彼の顔立ちはなんだか他の狼とは違った顔つきになってた気がした。
何度もここがクライマックスか?と思えるシーンがあって終焉に向けて波がくるのがいいね。共にお互いの仲間をスパイさせられそうになって濁流に身を預けるシーン、雪山で遭難?するシーン、追っ手に立ち向かい、なだれに飲み込まれるシーン…そして新天地で記憶喪失になったガブとの再会。そして「パスワード」にて記憶が復帰してのハッピーエンド。 どーでもいいが、恐らく多くの人が想像しえたパスワードを俺は想像できなかったのがちょっと情けなかったorz
種族間を越えた友情というと、昔見た「エネミーマイン(邦題:第5惑星)」を思い出す。あの映画では敵同士が無人惑星に漂着し、やむなく共同生活をしなければならなくなって、そのうちに友情が芽生えると言う話。双方が敵と言うことでお互い「倒し倒される存在」という、立場上は同じ関係なのだが、この映画でのガブとメイの関係は「喰うもの」と「喰われるもの」。立場が全然違うんだよね。ガブはその気になればいつでもメイを食うことが出来るけど、メイはどうあがいてもガブに太刀打ちは出来ない。だのにそんな間柄でガブはどんなに腹が空いた時でもメイを喰おうとはしなかった。そこにはもはや友情と言うより大きな愛を感じた。種族間だけでなく性別も越えた愛。変な意味でなく。
#とは言いながら、途中何度もゲイネタが頭をよぎってしまったが(w #て言うような雰囲気はあったよね?あの二人。ガブ頬何度か赤らめてたし。
ところで冒頭から涙が出そうになってしまった俺でしたが、本編中は意外にも泣きそうにならなかった。泣けそうなシーンは山ほどあるんだが。
与太話も少しだけ。ガブの口調「〜やんす」に少しだけ怪物君のオオカミ男がかぶってしまった。あれは「〜がんす」だが。
娘が以前原作本を学校から借りてきていたが無性に読みたくなってしまった。また借りてきてくれ〜
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