予想通り激疲れで昼まで目が覚めなかった俺をたたき起こした電話。
遠方に住んでいる親戚の叔母Aから。昨日見舞いに行った叔母Bから電話があったという話で。話によると、婆さんはもう、完治しているのに俺が勝手に病院から出すなと言ったと言うことになっているらしい。
はぁ??
今、婆さんが入院継続しているのは、圧迫骨折が治らないからではなく、認知症が頭をもたげているため、今家に帰してしまうと危ないからだ。これは先日来られた調査員の方も同じことを言っていたし、主治医の先生も同意見だった。俺たちは常時見ていることは出来ないため、ヘルパーをつけるために現在介護保険の再認定中で、それが認定されるまで入院してもらうと言うことは病院にも伝えてある。
それなのに、病院は「病院側でも再認定などの対応は出来るのに、お孫さんが自分でやるからと言って勝手に動いている」みたいな説明をしたというのだ。さらには「随分うるさい甥子さんですね」みたいな言い方をしたと。
ふざけるな。
そもそも病院側で「対応」という話は聞いていなかった。それ以前に、いつも献身的にお世話をして下さっているケアマネージャさんが窓口になってくれていたので、単にそちらでやってもらっただけで俺が勝手に動いたわけではない。 それに大体俺は別にうるさいことは言っていないし、言ったとしても必要なことを伝えたことしかない。何でそんな言われ方をしなきゃならないんだ?
上記の話は又聞きであり、かつ叔母Bというのが曲者で、話を大げさに、尾ひれをつけて話すので知られた人物。しかも当人には関係の無い話に首を突っ込んでかき回す要注意人物でもある。だから全てが本当の話だとは思いたくないんだが、火の無いところに煙もたたんだろう。
それとは関係ないが、先日深夜に病院に呼び出された時、一人で夜勤対応していた看護士が遠まわしに「夫婦のどちらかがみられないんですか」みたいな言い方をした。
…それが出来るならとっくにやっているんだよ。なんで家庭の事情も知らないアンタにそんなこと言われんにゃならんのだ。俺だって出来ることならずっと見てやりたいよ。
口に出すのは簡単でいいよな。
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